WordPressのパーマリンク設定を固定ページや投稿を公開するときにはパーマリンクを自分で決めることができます。
WordPressの投稿パーマリンクを自分で決めるには「基本」以外のいずれかにしておく必要があります。
目次
パーマリンクのスラッグは考えて命名したほうが良い
このパーマリンクに入力する文字列をスラッグと言います。
今回自動翻訳をするのはパーマリンクのうち、このスラッグと言われる部分です。
スラッグは記事内容とマッチする文字列にすることで、微々たるものではありますがSEOにおいてプラス作用があることをGoogleからも正式にアナウンスされています。
ただ、スラッグの英訳はめんどくさい
スラッグを文として意味の通るように英訳するのは中々骨が折れる作業です。
一度だけならまだしも今後の運用においてあらゆる場面で英訳していかなければなりません。
なのでスラッグの自動翻訳させておきたいものです。 今回、紹介するのは記事タイトルを自動で翻訳してくれるプラグインSimple Slug Translateです。
Simple Slug Translateの導入方法
ではさっそく全体の流れを確認したいと思います。
- WordPress管理画面
- プラグインのインストール
- IBM Cloud
- アカウントの登録 or ログイン
- APIキーの取得
- WordPress管理画面
- APIキーの入力
- 動作確認
Simple Slug Translateのインストール
まずはWordPressサイトにSimple Slug Translateをインストールしていきましょう。
Simple Slug TranslateはWordPressのプラグインライブラリにも登録されているので、管理画面のプラグイン新規追加から検索してインストールすることができあmす。
IBM Cloudの無料アカウントを登録
Simple Slug Translateの翻訳機能はプラグイン単体で提供されているわけではありません。 翻訳システム自体はIBMが提供するクラウドサービスIBM Cloudの翻訳エンジンを利用しています。
Simple Slug TranslateはIBM CloudとWordPressをつなげるための橋渡しをするプラグインなのです。
なのでSimple Slug Translateの機能を活用するにはIBM Cloudのサービスを利用できるようにアカウントを作成する必要があります。
IBM Cloudのアカウント作成はこちらから
IBMに限らずこういうクラウドコンピューティングサービスは無料アカウントでもクレジットカードの情報が必要です。
IBM CloudではJCBが使えずVisaやMasterCardなどのクレジットカードが必要になるかと思います。
詳しい情報を知りたい方はこちらのページにて説明してくれています。
言語翻訳を動かすためのインスタンスを生成
IBM Cloudへのログインが成功したら、まず目的に沿ったコンピュータの分身のようなもの(インスタンス)を作成する必要があります。
今回は言語翻訳用のインスタンスを作成していきたいと思います。
このあたりはウェブエンジニアリングに詳しくない方はちょっと辛いかもしれませんが、そこまで難易度は高くないので頑張ってみてください!
項目を選びインスタンスを作成します。 重要なのはリージョンに東京を選ぶことです。 また、無料で利用したい人は料金プランでライトを選択できていることを確認してください。 サービス名は自由なので自分が分かりやすい名前を入力すると良いと思います。日本語は使わないほうが良いでしょう。
IBM Cloudで発行したAPIキーを設定に反映
あとは最後の仕上げです。
IBM Cloudで発行したAPIキーとエンドポイントURLをSimple Slug Translateプラグインの設定画面に入力するエリアがあるのでそれぞれコピペしてください。
これで無事に投稿作成時にスラッグがタイトルの日本語テキストから自動翻訳されるようになることが確認できました。
注意点
とても便利なSimple Slug Translateですが導入するにあたりいくつか注意点があります。
- APIキーの仕様変更に今後もプラグインが対応してくれるか保証が無い
- Simple Slug Translateに限らずですが個人開発者の方が提供してくださるプラグインはアップデートが不安定に
- Liteプランの文字数制限を超えると課金される
このあたりを心がけながら利用すると良いでしょう。
いずれにしてもすごく便利なプラグインで、かつIBM Cloudの文字数制限もWordPressのスラッグ翻訳の用途ならかなり太っ腹な文字数上限です。
ありがたい限りですね。