IT分野の用語の中でもよく耳にするWeb(以下、ウェブ)という言葉。
普段から使っている「ウェブ」の意味についてITの目線から解説していきます。
結論
- ウェブとは文書の公開・閲覧・共有のためのシステム
- ウェブはwww(World Wide Web)の略称
- リンクにより世界中の情報をクモの巣状につなげていることからウェブ(=クモの巣)という名称になった
目次
ウェブとは?
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世界中の文書を繋げるシステム
ウェブとは世界中の文書を相互に繋げるシステムです。
文書(ハイパーテキスト)同士はリンク(ハイパーリンク)によってつながっています。
例えば、こちらのリンクをクリックするとLancherKitのトップページに、こちらのリンクをクリックするとYouTubeへ移動します。
こういった動きはウェブというシステムが土台として存在していることによって可能になります。
wwwって何?
wwwとはウェブの正式名称であるWorld Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)のイニシャルを取った短縮語です。
つまりwwwとウェブは同じ意味の言葉です。
ウェブによって文書同士は世界中にクモの巣のように広がるためWorld Wide Webと名付けられました。
そしてWorld Wide Webの略称としてウェブと呼ぶようになりました。
ウェブ=インターネット?
ウェブと同じ意味で使われがちな言葉にインターネットがあります。
しかし、ウェブとインターネットは違う意味のIT用語です。
インターネットは世界中のコンピューター同士を繋げる通信網のことです。
分かりやすく表現すると「ウェブは情報網」「インターネットは通信網」です。
インターネットという世界中でケーブルを通して繋がる通信インフラがあってこそ、ウェブで世界中に情報を発信したり閲覧することが出来ます。
ウェブが生まれた経緯
ウェブはCERN(欧州素粒子物理学研究所/スイス・ジュネーブ)での研究プロジェクトにおいて研究者の情報共有を目的として開発されました。
考案者はティム・バーナーズ・リー。
イギリスのコンピューターサイエンティストであり「ウェブの父」と呼ばれています。